Shokoの気ままブログ

アウトドア大好きな日韓ファミリーママ

産後のママを大切にしてくれる国、韓国

産後調理院文化

韓国では、出産後のママが「産後調理院」と呼ばれる、産後の心身の回復に特化した施設に入ってしばらく休息するというのが一般的な文化として今なお大切にされている。

 

わかめスープ文化

また、産後のママは韓ドラでもおなじみの「わかめスープ」を毎日食べるという風習もある。※わかめには鉄分やミネラルなどの栄養が豊富に含まれているため

我が家も、シオモニ(義理のお母さん)が私のためにとかなり立派な干しわかめ↑を妊娠中に送ってきてくれたので、退院後は自宅でほぼ毎日、夫が作ってくれるわかめスープを食べていました。※飲む、というよりも食べる、という表現のほうが正しい(笑)

アラジンの魔法の絨毯ほどの大きさのこの干しわかめも3ヶ月くらいで消費!食べごたえ満点でしたが、シオモニの気遣いが有り難い(涙)

 

意外と知らない?日本でも産後ケア施設なるものが徐々に普及している

冒頭で書いたように、産後調理院文化が当たり前の韓国人のシオモニからすると産後5日で(帝王切開の場合は7-8日)で退院してすぐに家事と子育てに追われる、なんてことが信じられなかったらしく日本には産後調理院のような施設は無いのか?と聞かれた。

 

調べてみると、私が住んでいる区(東京23区内)では4箇所、宿泊型の産後ケアを提供してくれる施設がありしかも1日の自己負担はたったの5,000円で大半は区がそのお金を補助してくれるというのだから嬉しい悲鳴!

たとえば、1日30,000円が利用費だとすると25,000円は区が助成してくれるのだ。

※部屋のアップグレードなど差額が発生する場合は別料金でその分は自己負担になるので注意

 

区の提携施設以外にも、お金さえ出せば芸能人がInstagramで披露しているようなマームガーデン葉山のような豪華な産後ケア施設というのは色々とある。これは韓国の産後調理院も同様(施設はかなりピンきり)。ただ、産後のママに必要なケアというのは至ってシンプルで

・十分な睡眠

・十分な栄養

・十分な休息

・心身のリフレッシュ

・赤ちゃんのお世話の練習

…etc

といったところなので、そこまで豪華な施設でなくても、用途としては充分だったりもする。(ラグジュアリーなホテルは、これから頑張ってお金を貯めれば赤ちゃんやパパと一緒にいくらでも泊まれるし!)

 

 

私の場合は棚からぼた餅的に、産後ケアに力を入れてくれている良い区にたまたま住んでいたのでラッキーだったが、これから出産を考えているママさん達は、自分の自治体がどんな子育て支援を行っているのか?調べてみると良いと思う。

※役所の子育て支援課に行っても、丁寧に教えてくれるはず!

東京で「ディープな韓国」を感じたければ新大久保ではなく…

先日、元祖コリアンタウンこと「三河島」まで夫と息子と3人で、ぶらりお昼ごはんの買い出しに行ってきました。

 

知る人ぞ知る、荒川区西日暮里。新大久保は比較的新しいコリアンタウンですが、ここ三河島は戦前から栄えている古い街。

 

中でも人気なのが上の写真、丸萬商店さん。

 

ここのポッサム(ゆで豚)と大根のキムチが絶品すぎて毎日食べられそうなレベル。

ポッサム好きの我が家は、家でもブロック肉を買ってビールでコトコト30分くらい柔らかくなるまで煮込んで自家製ポッサムを作るのですが丸萬商店さんのは全然違う。トロットロの豚皮までついてて柔らかい。その上、家で作るよりもコスパよし!(ガーン)

 

三河島駅からもすぐなので電車でのアクセス良好。買い出しだけであれば車でも近場のコインパーキングで短時間なら比較的安く済むので便利。

 

ポッサムと大根キムチと豚足を買い出してあとはスーパーで安いチャミスルfreshを買えばたちまちおうちの食卓は韓国の屋台でしょ!

 

ぜひお試しあれ✨

日韓夫婦の子どもアレコレ〜名前編〜

日韓夫婦に限らず、国際結婚の場合、パートナーの国籍の話、結婚した際の名前の話、子どもの国籍・名前の話、色々パターンがあって興味深い。

今回は、夫が韓国籍、妻が日本国籍、そして子どもが男の子だった場合について、自身の備忘録も兼ねて記しておこうと思う。※同じ日韓ファミリーでも国籍や名前の決め方はご家庭によって全く異なるのであくまで参考までに・・・

 

 

生まれる前に話し合っておくべきこと

1. 子どもの国籍、生活のベースをどうするか?

日韓ハーフの子どもの場合で、両親がそれぞれ別の国籍の場合(例:妻が日本国籍、夫が韓国籍の場合。またはその逆)その子どもはどちらの国籍も認められるため、二重国籍者になる。その後、22歳までに国籍を選ぶ必要がある。※男子の場合韓国では兵役があるため18歳までに国籍を選ぶ必要がある。

それまでは二重国籍(両国のパスポートを持つことになる)の為、子どもが成長したら子ども本人に国籍を選択させたいと願う親が多いのはないだろうか。

国籍もさることながら、暮らしや教育の基準をどちらに置くのか?も重要なポイント。韓国をベースにするのか、日本なのか。もしくは日本で外国人学校に通わせる?などなど国籍と同じように、本人の意志が出てきた頃にそれを尊重しようと考えたとしても、まずは幼少期〜義務教育くらいまでの生活軸はなんとなくイメージしておくほうが良いだろう。

 

2. 子どもの名字(名前)をどうするか?

多くの親は名前を生活のベースに紐付いて考えると思う。韓国名にするのか、日本名にするのか、どちらでも違和感の無い名前にするのか。国籍を選択する前までは、二重国籍で、名前を韓国名、日本名どちらを持つことも出来る場合もある。

ただこれにより、子どもが自分のアイデンティティを持ちづらくなる懸念も否めない。単純に、響きがかわいいから、だけでなく子どものアイデンティティをどう考えるのか?今後の生活のベースでその名前を持って生きることでどんな影響が出るのか?夫婦でしっかり話し合っておくことをおすすめする。

 

ちなみに、我が家【妻(日本国籍)、夫(韓国籍)】が選んだパターンがこちら。

子どもの生活のベースは日本。名前はフルネーム韓国名(ただし、日本でも違和感のない音の名前)。理由は、日本で生まれ育つので日本人としてのアイデンティティは問題ないだろうから韓国人としてのアイデンティティも持てるように名前は韓国名に統一。男子なので18歳までに自分で国籍を選択してもらう、それまでは二重国籍

上記はあくまで我が家の選択なので、これから出産予定のある日韓夫婦の方はぜひいろんな可能性を模索してみてください。

 

日本で生活していく子どもを韓国名にする場合の手続き

1. 出生届の提出(日本と韓国)

我が家【妻(日本国籍)、夫(韓国籍)】は、まず日本の役所と韓国大使館それぞれにそれぞれの国の出生届けを提出。子どもの名前は、この時点で以下となる。

日本側:妻の名字(日本名)+名前

韓国側:夫の名字(韓国名)+名前

 

日本側は妻の戸籍にこの時点では子どもが入る形になるため名字は妻の名字になる。夫の名字(韓国名)に変更する場合はこの後に別途家庭裁判所への手続きが必要になるので同様の選択をする方が居れば、以下を頭に入れておいて頂くのが良いだろう。

 

戸籍上の名前

家庭裁判所の確定が出た後に変更できるのでいったん問題なし

 

母子手帳(個人的にオススメな対処!)

表紙など各所手書きで記入する子供の名前。生まれてから暫くは母の名字になるが、後に夫の名字に変更になる場合まず、最終的な夫の名字をペンで原本に記載する。その名字の上に再剥離できるシール(書籍の修正シールのようなものでもOK)を貼りそこに母の名字を記載。生まれてから暫くはその修正シールのまま過ごす。

最終的に戸籍上の名前が変更できたら母の名字が書かれた旧名字のシールごと剥がせば、変更後の夫の名前が現れる仕掛けに!

 

こうすると最終的な名前を二重線で消したり修正液で書き換えなくても元から書かれた名前だけが残る(一生残るものなので、個人的にこれがオススメです)

 

乳幼児医療証

戸籍の名前変更の手続き時に、同時に役所の子育て支援課にいけば即日修正発行してくれるはずなのでいったん問題なし

 

健康保険証

こちらは戸籍の名前変更が住んでから、住民票や戸籍謄本の写しとともに変更依頼をかけることになると思うので予防接種など保険証が必要になる日から逆算して一週間前くらいには変更依頼するイメージでいると良い

 

マイナンバーカード

役所で手続きすると、修正欄のところに変更内容が記載される(ぱっと目につく大元の名前は変わらないので、もしそれが気になる人はマイナンバーカードの発行を名字変更後にするほうが賢明)

 

その他

・小児科など病院の診察券は乳幼児医療証と健康保険証が直ったらその都度変えてもらう

・パスポートやマイナンバーカードの発行は、名字が変わった後が賢明

 

2.家庭裁判所へ氏の変更許可の申し立て

東京都の場合、東京家庭裁判所に連絡し氏の変更許可の申立書を提出する必要がある。

www.courts.go.jp

必要書類を提出した後も、しばらくは書類不備であったり追加書類だったり(我が家は無かったが)夫婦揃っての面談だったり家裁側とやりとりが続くケースがあるので、早い場合でも2〜3ヶ月は審判確定まで時間を要することがあるようだ。

 

3. 審判書謄本および審判確定書を持って役所で氏変更手続き

審判が確定すると審判書謄本が送られてくる。その後家裁側に審判確定書を依頼し、送ってもらう。審判書謄本と審判確定書があれば、晴れて役所で戸籍上の氏変更の手続きが可能になる。

 

4. 氏変更後の子どもの日本側の戸籍は?

必要書類さえ整えば、日本の役所でのやりとりはさほど時間を取らない。申請時間が閉館ギリギリ等でなければ、即日氏名変更後の住民票取得も出来るであろう。

我が家【妻(日本国籍)、夫(韓国籍)】の場合、子どもの名字が夫の韓国名になった瞬間から、日本での私の戸籍から子どもは外れ新たな子どもの戸籍が日本側に作られる。

 

イメージ、ひとつの名字に対してひとつの戸籍なので子どもの本籍地を私(母)の本籍地と揃えた場合その本籍地に2つの箱(子どもの名字の箱、私の名字の箱)が設けられるような感じになる。

 

以上がざっくりとした手続きの流れ。但し文中でも何度も記したように、本当にいろんなパターンがあるので上記はあくまで一例。ぜひいろんな可能性を模索してみてください。

 

〜番外編〜

母と子どもの名字が異なって寂しいのではないか?とか色々と便宜上支障をきたさないか?とか周囲から懸念されるケースもあるが今の所そういった窮屈さ、不便さは感じない。韓国ではそもそもで夫婦別姓、母と子の名字は異なるのが当たり前の文化があるので(韓国では女性も自身の氏に誇りを持っているため、夫の名字に変えるなんて考えられない、という意見も。私もそれには少し共感している…)日本に居ながら韓国の文化を感じられてそれはそれで良いのではと感じている。

 

もし私のように韓国籍の夫と結婚した場合、結婚の際の名字変更の手続きも無いし、自分の名字を自分の代まで持てる!(選択すれば子どもにも持たせられる!)ラッキー!くらいポジティブに捉えてしまうのが良いだろう。

出産は「させられる」ものではなく「する」もの。

自分のバースプランはとことんわがままを書いていいと思う。

「こんなに細かくバースプランを書いている人

 珍しいですよ!」
と全助産師さんに言わしめた、私のバースプラン。
(出産計画書のようなもの)
入院、陣痛の段階別、また産後など、自分がやりたいことを
超明確にして、後悔が無いように書いたものがこれ。
実は納得が行かなくて2回くらい書き直す始末(職業病)。

結果的に帝王切開になって叶わなかった
内容ばかりではあるのですが
意志の強さは産院の全スタッフさんにきちんと届いたお陰で
入院中もこれをベースにコミュニケーションを取れたので、
色々と説明する手間が省けたように思います。

また、ヲタクのように出産のことを事前に勉強していたので 
妊婦健診の際も「先生、私のビショップスコア今どれくらいですか?」
ビショップスコア:子宮口の熟化具合や胎児の位置などを総合的にスコアリングした指標のこと

と質問して「そんな専門用語よく知ってるね!」と
驚かれたり(笑)
誘発入院に至るまでの段階で腑に落ちない部分があれば
「なぜですか?」を徹底的に
質問するようにしてました。
面倒くさい患者だったと思います・・・

要は出産は医師や助産師にさせられるものじゃなくて
「自分と赤ちゃんが主役であり司令塔」
という意識を持つのがめちゃめちゃ大事だと思う。


痛い苦しいだけのお産にするのか、
痛くても幸せだと思えるお産にするのか、
病院から言われるがままのお産にするのか、
自分が指示を出して病院を動かすのか。

最終的には自分次第。

情報の取捨選択について

今は本当〜に便利な時代。
昔と違って、ネット上にしかもタダで貴重な情報が沢山転がっている。

自分がその気になれば欲しい情報は簡単に手に入る。
出産に関しての情報も同様。

ただ裏を返せば、自分の意志がよほどしっかりしていないと
不必要な「ノイズ」ばかりを拾ってしまいがち。


妊娠〜出産〜子育てに至るまで
女性は孤高の戦いを強いられる上
ホルモンバランスはジェットコースターのように
揺さぶりをかけくる。

そんな中での情報の取捨選択はなかなかトリッキーだ。

「出産」に関しては特にノイズが多い。(これは私の肌感
しかもネガティブなノイズ。

「痛い」「怖い」「辛い」これはネットに限らず
親しい先輩ママからの助言もそう
(もちろん、参考になる有り難い話も多いのですが)。
センセーショナルな記憶の一部だけを
切り取ってシェアされることが多いので
初産のママは、恐怖心だけをありったけ植え付けられて


「んじゃ、あとは頑張ってね」

と荒野に置き去りにされるような感覚、
得体の知れない恐怖だけを煽られることが多々ある。

本来は「お産」はとてもおめでたいこと。
そして全ママには「自分らしいお産」を
選択する権利がある。

私が妊娠中に心がけたたった一つのこと、は
「一次情報に触れる」こと。
それも、「出来る限り前向きになれる」一次情報に
触れること、です。他のノイズは適当に受け流す(笑)

 


自分が最後入院に至るまで参考にしてきた&良かったと思えた書籍たちです。

 

世界で一番幸せなお産をしよう

母になるまでに大切にしたい33のこと

ママ、もうすぐあえるね

 

主に自然分娩やソフロロジー式分娩に
まつわる内容ですが結果的に帝王切開になったときも、
お腹を切る10分前、最後の最後まで
読んでたのが一番右の「ママ、もうすぐあえるね」
という本。
ソフロロジーは説明すると長いので割愛しますが
簡単に言うと副交感神経を優位にさせる深い呼吸法で
陣痛を受け入れる出産方法。
3
冊とも、中身を暗記するんじゃないかという程
よく読みました。
「痛い」「辛い」出産をするのではなく
絶対に「世界一幸せな出産」をするんだ!と自分を奮い立たせてくれる内容。


また、自然分娩、和痛分娩、無痛分娩、分娩方式も
どれが正解というのは無く、大事なのは
メリットとデメリットを
きちんと調べ、自分に合った方法を選択すること。
そしてやはり「一次情報」に触れること。

私も最初は、もはや今は全世界的に無痛分娩が
トレンドだから~日本は遅れてる~
なんていう情報を小耳に挟んで鵜呑みにして、
特に何も調べもせずに無痛分娩を一時的に考えた
時期もあったのですが、アメリカに住む同じく妊婦の親友から
アメリカだと今は逆に自宅のお風呂で
自然分娩する人が増えてるよ~」
「へぇ~!(日本で人から見聞きする情報や
ネットにある情報と全然違うやん)」
想定外の一次情報に触れたり、
また自分でお産に関する知識を徹底的に調べ上げた上に
自然分娩を選択しました。
結果的には誘発分娩、帝王切開になりましたが
予測できないことが起こるのも人生!

 

必要な情報をうまく選択して、どーんと構えた妊娠生活を送りたいものだ。

出産の記録のすゝめ

有り難いことに、昨年(2022年)に出産したときにInstagram

アップしたレポートが、いまだに多くの友人・知人・ママ達から

好評頂いている。

 

「あんな詳細なレポートは見たことがない!」

「私もあんな風に細かく記しておけば良かった!」

「レポート見て泣いてしまった」

 

どんなママでも、10人いれば10通りのドラマがあって

出産当時の心境、状況はまさに"壮絶"そのものだ。

でも、子どもに会えたときの感動と、その後に待っている子育ての

忙しさに忙殺され、その半分、いや、9割くらいは

記憶が抜け落ちてしまうもの。

 

これから出産を控えているママには、ぜひ、携帯のメモでも

何でもいいから、その時の心境を書き留めておくことを

オススメします。振り返ってみると

あ、意外とこんなんだったっけ?!

と自分でも発見があるはず。

 

誘発分娩から帝王切開を選択した私の

全3回に渡る出産レポートです。もし良かったら御覧ください!

 

入院〜出産の記録👶その①

入院〜出産の記録👶その②

入院〜出産の記録👶その③帝王切開編